今年の気候は落ち着きが無く毎朝着るものに悩まされる日が続きますが、確実に春は来ています。我が家では3月終りから連休前までのこの時期は毎週山に海にと忙しい週末が続きます。

これで2人分
筆頭はアサリです。潮が良い週末であれば寒かろうと風が強かろうが潮干狩りです。横浜には漁業権が設定されていないので無料ですが、自主規制でひとり2kgまで、4人だと8kg採れます。そんなにあってどうするんだとも思えますが、家では一食の酒蒸しで27cmのフライパン2回転作りますから、1週間経たずに食い尽くします。
また海が荒れた翌日にワカメが漂着する海岸も幾つかあります。さすがに横浜市ではなく、三浦半島方面へ。ETC割引があるうちはバカ高い横浜横須賀道路も躊躇なく利用します。基本海中に生えているものは採取禁止ですが、浜に流れ着いているものは拾い放題です。春先のワカメは柔らかくて美味しい上に、なんといってもメカブが最高です。刻んで熱湯をかけるだけ、いくらでも喰えます。4月も終りになると、葉は固くなって美味しくありませんが、メカブはまだイケます。
さらに磯の生物も活発になってきますから、こっちにも行かねばなりません。昨今は採取禁止のものが多くてなかなか持ち帰ることはままなりませんが、磯玉と呼ばれる2~3cm位の巻貝はだいたい食べられますので、ツマミ用に2、30個拾っておきます。昔はシッタカもいくらでもいたのに、今ではサザエより高いくらいでちっとも見ません。マツバガイも大きいやつは食いでがありますので何個か剥がします。あとはカメノテですね。こいつは食べるところは小さいのですが濃厚な味で家では人気です。あまり採ってる人はいませんが。ウニはねえ、いくらでも居るんですがねえ、勝手に採ると逮捕されちゃうんで、その場で割って成長具合を確かめる程度にします。海水でちょっとすすいで食べる味は格別です。調査ですから多目に見てください。さらに海中の石をいくつかひっくり返すとトコブシがいます。こいつは採ると本気で通報されますから、観察だけで石を戻します。子らには「これは1個200円くらいするんだよ。」と経済の勉強も。休日の磯は結構漁協の人とか海保の人とか見まわっていますので不審な行動は控えます。と、足元を仰向けにすーっと泳いでるマダコと目が合いました。網はどこだと慌てるも、5メートルくらい向こうで子らがエビすくいに夢中で間に合いません。エイヤと素手でつかむもヌルリと逃げられ深みに行ってしまいました。実に残念です。ま、採っちゃいけないんですけどね。
帰り際に「カニは海に戻しとけよー」と言っておきつつ、帰り着いて水槽を見たら、おや、ナマコ放すの忘れてた。(←こいつも採取禁止)3本も居る。じゃあしょうがねえなと、慎重にコノワタを外してこちらは粗塩振って塩辛に、身はぶつ切りに純米酢へ放りましょう。酒がすすみます。磯ものは本当に日本酒がよく合います。というか日本酒しか合わないでしょう。

ノビルは葉っぱも全部美味しい
潮が引く日は1週おきなので、海に出ない週は自転車で雑草採取に出かけます。連休明け頃には虫がつき始めるので、今のうちです。ノビル、タンポポ、ギシギシはどこでも生えてますし、お浸しやぬたに立派な一品になります。ただ、どこでも生えてるんですが、犬の散歩コースじゃないところを探すのが難しいです。

アク抜き中、この日は食べられません
食べ甲斐のある立派なゼンマイはなかなか採れないですし、下処理がめんどくさいですが、山菜の王たる風格ある味わいです。
少し走ると湿地がありまして、セリ、クレソンの群生地があります。本当は長靴履いてざくざく取りたいのですが、家から長靴で自転車20分走るのはカッコ悪いので、スニーカーの足元を気にしながらソロソロと摘んできます。しばらくお浸しには困りません。野菜が高騰しているので、近場の雑草を食するのは家計に優しくおすすめです。山ものは本当に日本酒がよく合います。というか日本酒しか合わないでしょう。